IFFBoston 2009 – Still Walking
この週末はお天気に恵まれました。夏本番ともなると、湿気がものすごくて鬱陶しいんですが、適度に夏っぽい感じ。それでも、カリフォルニアのカラっとした天気には敵いません。
土曜日には、是枝監督の「歩いても、歩いても」を観てきました。
小津映画を髣髴とさせる家族の物語なんですが、昭和の香りのする日本の家、おばあちゃんが用意する料理、電車や住宅街の風景が、とても懐かしく思えました。ギターのサウンドトラックが淡々と流れ、「ゴンチチかな?」と思ったらやっぱりそうでした。ゴンチチは癒されますねぇ。
年老いた夫婦とそれぞれの家庭を持った子供たち。父親、母親という役割、子供と親の確執、そして、この一日、家族が集まった理由である長男の事故死に対する受け止め方。まだ直接、家族の死を体験してはいませんが、事故死ということに対する割り切れない気持ちや家族にしか分からないような暗い部分も、「思い当たる」と考えさせながらも、直接的に心に割り込んでくるようなものではなく、客観的に見れる表現が私としては好感を持ちました。
「誰も知らない」は、実際にあった事件であったとともに、事実のショッキングさもあって胸がつまるような思いでみた記憶があります。
さて、IFFBostonは、1週間にわたる映画祭ですが、サンノゼのCinequestと比べると規模はかなり小さいです。が、セレクションが非常によく、はずれな映画があまりないように思います。というか、Cinequestの場合は、セレクションが多すぎて、軽いパニックというか、映画を選びにくいという印象があります。1週間とはいえ、初日と最終日は1本ずつ、オープニング、クロージングとして上映されるだけですし、メインは金・土・日に集中しているため予定が組みやすいと思います。
明日、月曜日は、大好きな ICA で上映される、 Art & Copy というドキュメンタリーを見に行きます。折りしも、Shepard Fairey の回顧展中ですし、内容は、そちらともマッチしているようです。



